杏。14歳。インスリノーマに。私は肺マック&IBSに。

インスリノーマ罹患中の犬のこと、虹の橋に行ってしまった今は、私のペットロス、基礎疾患のコトが多い。

犬と私の10の約束 を読んだ。

…という本を読んだ。

昔、映画化されて、そちらは観たけれど、本は初めて。

 

泣かせにくるんだろ〜?

分かってんだよ〜。

この約束だけでも泣けちゃうんだからさー。分かってんだぞ。分かってんだから。泣かされねーそー。

 

と読んだ。

通勤時に読んでたら、5日位かかった。

映画の内容は田中麗奈とラブかゴールデンだったことしか…覚えていない。

 

5日目の読み終わり、やばかった。電車で涙をこらえたら、鼻水がすごくて、マスクの世で良かった。

ただ、鼻をすすりつづけるだけでも、電車内だとイヤな顔されてたかも。

 

犬メインの話というより、田中麗奈演じるヒロインがメインのお話だった。

ヒロインが小学生の頃から話が始まり、終わりは大学を卒業して、結婚するあたりまでの長い期間をぎゅーむっと圧縮。

(a dog's purposeみたいな犬中心ではない為)飼い主目線のお話。

飼い主目線、しかも思春期、世話は親に頼れる、そうなったら、どうなるか。

私も、そうだった、分かる。

 

散歩毎日やるからー

ご飯ちゃんとあげるからー

 

で家族になっても…

散歩行かなくても親が行くし、

ご飯忘れても、親があげてくれるし、

でも愛でる。みたいな…

 

どんなにかわいいと思っていても、部活、恋人等に時間をかけたくなる。

そんな中、寄られても鬱陶しい…

そんなヒロインの気持ちにムカっとしながらも…分かる。

親がメインで面倒みているから、そっち任せになる。

分かる。私もそうだった。

 

我が家は何故か動物をすごく色々飼っていた…。

犬、猫、魚(メダカ、ドジョウ、金魚、熱帯魚)、ウサギ、小鳥、シマリス、ニワトリ。

メダカ、ドジョウ、金魚はお祭り。

ニワトリは小学校からヒヨコをもらって。

だった。

ニワトリ(室内飼育)だけは、私にしが懐かなくて、私が面倒をよく見てたけど、あとは母親任せ。

本のヒロインは父親任せ。

 

ちょっとムカついても、あぁ、あの時の私と同じ…。

 

どんなに本を読んで、学んでも動物たち、ここでは犬の寿命が短いか理解しても、忘れてしまうのか、頭の引き出しに仕舞い込んしまう。

 

今、子どもができて、母になった私が今、子どもにビーグルが欲しい。散歩するから、ご飯あげるし、遊んであげるんだと言われている立場に。

 

また同じように繰り返すんだろうね。

10年生きてない人に、老いを知らない人に、(=子ども)10年って短いのよ、先に年をとってしまうのよ、と言ったって、言ってることは分かっても、分からないものね。

現に私は、30代前半までは、老いって頭では分かっても実感としてはなかったのだから。

10代の頃なんて、自分が老いるなんてまだまだ先のことかと思ってたのだから。

 

さて。

この10の約束。

私は何個、守れているだろうか。

守れるだろうか。

最後の1つは、お別れの時の約束。

このひとつは、絶対守ろうと思っているよ、杏。

 

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