…という本を読んだ。
昔、映画化されて、そちらは観たけれど、本は初めて。
泣かせにくるんだろ〜?
分かってんだよ〜。
この約束だけでも泣けちゃうんだからさー。分かってんだぞ。分かってんだから。泣かされねーそー。
と読んだ。
通勤時に読んでたら、5日位かかった。
映画の内容は田中麗奈とラブかゴールデンだったことしか…覚えていない。
5日目の読み終わり、やばかった。電車で涙をこらえたら、鼻水がすごくて、マスクの世で良かった。
ただ、鼻をすすりつづけるだけでも、電車内だとイヤな顔されてたかも。
犬メインの話というより、田中麗奈演じるヒロインがメインのお話だった。
ヒロインが小学生の頃から話が始まり、終わりは大学を卒業して、結婚するあたりまでの長い期間をぎゅーむっと圧縮。
(a dog's purposeみたいな犬中心ではない為)飼い主目線のお話。
飼い主目線、しかも思春期、世話は親に頼れる、そうなったら、どうなるか。
私も、そうだった、分かる。
散歩毎日やるからー
ご飯ちゃんとあげるからー
で家族になっても…
散歩行かなくても親が行くし、
ご飯忘れても、親があげてくれるし、
でも愛でる。みたいな…
どんなにかわいいと思っていても、部活、恋人等に時間をかけたくなる。
そんな中、寄られても鬱陶しい…
そんなヒロインの気持ちにムカっとしながらも…分かる。
親がメインで面倒みているから、そっち任せになる。
分かる。私もそうだった。
我が家は何故か動物をすごく色々飼っていた…。
犬、猫、魚(メダカ、ドジョウ、金魚、熱帯魚)、ウサギ、小鳥、シマリス、ニワトリ。
メダカ、ドジョウ、金魚はお祭り。
ニワトリは小学校からヒヨコをもらって。
だった。
ニワトリ(室内飼育)だけは、私にしが懐かなくて、私が面倒をよく見てたけど、あとは母親任せ。
本のヒロインは父親任せ。
ちょっとムカついても、あぁ、あの時の私と同じ…。
どんなに本を読んで、学んでも動物たち、ここでは犬の寿命が短いか理解しても、忘れてしまうのか、頭の引き出しに仕舞い込んしまう。
今、子どもができて、母になった私が今、子どもにビーグルが欲しい。散歩するから、ご飯あげるし、遊んであげるんだと言われている立場に。
また同じように繰り返すんだろうね。
10年生きてない人に、老いを知らない人に、(=子ども)10年って短いのよ、先に年をとってしまうのよ、と言ったって、言ってることは分かっても、分からないものね。
現に私は、30代前半までは、老いって頭では分かっても実感としてはなかったのだから。
10代の頃なんて、自分が老いるなんてまだまだ先のことかと思ってたのだから。
さて。
この10の約束。
私は何個、守れているだろうか。
守れるだろうか。
最後の1つは、お別れの時の約束。
このひとつは、絶対守ろうと思っているよ、杏。