杏。14歳。インスリノーマに。私は肺マック&IBSに。

インスリノーマ罹患中の犬のこと、虹の橋に行ってしまった今は、私のペットロス、基礎疾患のコトが多い。

杏ロス 3日目

ペットロス症候群が重度にならないよう、杏が7歳を過ぎたあたりから、記事を読んだり、私より寿命が短いことを、時々やっていた。

 

実際杏を失って、3日目。

自分を客観視する機会にもなるかも、とちょっと思ったことを記してみる。

 

正直、昨日までの記憶はプツプツと途切れ途切れで、杏が居ても変わらずやっていた、洗濯、掃除をすることで、やや気分を紛らわしていた。

 

1日目は、分からない。

2日目は、副作用があると分かって、ステロイドを蒸しパンにくるんで、騙すようにあげていたことを悔やむ。

なぜ倍増にしたのか、1.5倍にしてたら、ALTはそんなに上がらなかったのではないかと思った。

 

そして、食に興味がなくなり、アイスばかり食べていた。口に入れると、噛まなくても勝手に溶けて、喉も潤うし、糖分も取れて、唾液を飲む感覚で胃袋に入っていく。

なんて便利な食べ物なんだと思った。

 

食に興味を無くして、子どもたちには申し訳なかったけど、作る気が起きず、買ってばかりだった。しかも買ってくれていたのは夫で、洗い物も夫任せ。

 

3日目の今日、仕事をしていても、思い出してしまったり、思い出さなくても、妄想を抱いている。

ステンレスのペンダントに少し杏の骨を入れて首にかけた。

ペンダントに語りかける。これからは今まで乗れなかった電車に乗って、杏が留守番中、私がどこへ行ってたか、教えてあげると。

 

時々、足元にいるような気がしてしまう。

足元というか、私の横を散歩の時のように、いる気になってしまう。

でも居ないから、泣きそうになる。

 

居ないんだと、言い聞かせると、肩のあたりに、ふわふわと杏がいるような気になってくる。そうすると泣きそうになる。

それが仕事中だったりすると、その、肩のあたりにいるような妄想に、

(今仕事中だから、あっちいってて!)

と心の中で、そのふわふわな気のせいを消すイメージをする。

その時の杏はここ最近ではなく、元気な時の、あの、ガニ股歩きの杏の後ろ姿が浮かんでくる。

 

そして、今まで杏にお花をあげたことも、お線香をあげたこともないのに、居なくなったからと急にあげる気にならず、あげていない。

あげてしまったら、死んでしまったと認めてしまうようで拒否しているのかも。

 

とりあえず、日中は杏の、ほぼそのままの寝床にお骨を置いて、夜は復活させた診察に連れていき、ベッドサイドへ乗せて寝た。

 

脳の「理解」と「感情」が全く別の場所にあるんだろうな、と思う。

 

私は敬虔な仏教徒でもないけれど、都合よく使わせてもらうつもりでいる。

少なくとも、49日までは、妄想も幻想も、幻覚、幻聴、思い出し泣き、全部あったって、良いと思うようにして3日目。

 

時々、冷静に、客観視しようと思ったらまたブログに残してみたい。

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