私の首にかけた、分骨されたネックレスと共に杏のキライな病院へ。
杏へは、
「来たかったら、おいで。注射とか無いから。嫌だったら、家でも車でもいいよ、待ってて。」
と声をかけて病院へ。
診察予約をしていたものを、そのまま生かさせてもらったけど、診察カードは通さず、診察室へ。
先生に亡くなった日のことを、さーっと話して、舌が白くなって、先生に翌日見せようとした写真を見せ、あの状態で病院へ連れていけば良かったのか、まだ自問自答している旨を伝えた。
先生は、
「死因は、低血糖ではなかったと思う。
その日は採血して、安定していたから。
ステロイドをずっと飲んでいたから、血がドロドロになってしまうから、血栓の可能性が高い。
その時、病院へ駆け込んだら助けられたかというと、難しかったと思う。
できることが限られていたから。
逆に病院で亡くなるよりは、家で皆に囲まれた方が…ね…。」
と。
確かに、エコーで、血栓か血管内腫瘍?ということが思い出された。
そして6/11、あの時、すぐ病院れ連れて行かなかったことへの後悔は減ったけど、ステロイドをあげ続けたことに対してやっぱり自責の念に駆られた。
分かっていた。
ステロイドは毒だって、分かっていて、肝臓の数値だって悪くなっていって、それはステロイドだって、分かってて、蒸しパンにくるんで、食べさせていた。
あげ始めは、頼む!プレドニゾロン!と思ったのは確か。でも肝臓がだんだん悪くなっていって、ごめんね、と思いながらもあげていた自分も思い出された。
先生に、思い入れのない、タオル類とお礼の菓子折りを渡し、病院を出て、車に乗った。
「杏!病院、もう終わり!
私はこれからも行くことはあるかもしれないけど、あんちゃんはもう、行かないんだよ!」
と杏に声をかけたら、なんか…心が軽くなった気がした。見えない杏の気持ちを感じているような気がした。
そして、
「あんちゃん、ステロイド、ごめんね。
ごめんなさい…」
と声をかけたら、また泣けてしまった。
そして…6/11病院でもらった薬がずっっと見当たらなくて、私ももらった本人の夫も、記憶喪失だったとはいえ、2万円分…
とうとう見つからずの、今日だったのだけど、最後に受付の女性に、6/11の分も返金しますと…。
なぜ⁉️どんなサービス⁉️と思ったら…
「私が6/11に受付したのですが、別のところに薬が用意されてたので、お渡ししてないと思います。申し訳ありませんでした」
と。
おいおい…おいおいおいおいいいいいおい💧
それ、早く教えてよ…
夫婦2人でこの数日、探し回ったのよ…💧
悲しい、寂しい気持ちで病院を出るところが、なんか、ズコーーーーー!!!!!
な気持ちになった。
夫自身ももらってきたとか言うから、それならと探しちゃったよね…。
まぁ、あの日は、とにかく記憶がプツプツしていたし、今日までも、時の流れがなんだか変だし、仕方ないけど…。
腑抜けてしまったよ。
6年前。我が子と。