杏。14歳。インスリノーマに。私は肺マック&IBSに。

インスリノーマ罹患中の犬のこと、虹の橋に行ってしまった今は、私のペットロス、基礎疾患のコトが多い。

杏ロス 25日目

杏とお別れをして、25日目。

あれ以来、淡々と過ごしているものの、色々と変わってしまった。

 

・写真や杏の骨が入った壺を撫でながら、会話をしている。挨拶は都度、している。

・敬虔な仏教徒ではないけれど、49日までは毎日やろうと、お花を絶やさないことと、お線香をあげ続けることをしているけど、もう25日が経ってしまった。多分、日課になるんではないかな、これは。

・妄想、幻覚的なものは、1週間ほどで見なくなった。

 

 

でも、

・まだ6/12に届いた杏のフードが入っているはずの段ボールは開けられていない。

・杏とお別れしたら、滑り止めマットとか取り外すんだ!と思っていたのに、そのまま。

・杏の食器、お散歩グッズもそのまま定位置。

・杏によく作っていた鶏肉を買えなくなって、料理にも使わなくなった。

(惣菜として鶏肉を買うのはしている)

 

様々な場面で、まだまだ涙が出てきます。

 

車の助手席に付いている毛は、杏だろう。

とか、

掃除していたら、杏の食べこぼした

埃まみれのドライフードが一粒出てきた。においで思い出す。杏の為とはいえ、療養食…腎臓病のだったから、美味しくなかったと思う。ステロイドの食欲増進のせいだと思うけど、食べてたな。腎臓の為とはいえ、申し訳なかった。

もちろん、捨てられず、本棚にぽつんと置いて、そのまま。

とか、

他にも使っていたタオル、洋服も畳みこそすれ、そのまま。

 

シリンジ(50ml✖️3と、10ml✖️1)も、最期の時に使うだろうと取っておいたけど、10mlの方を最後の日に水を1.2ml飲んだだけ。

その10mlのシリンジは、洗うこともできず、そのまま。

 

そのままが沢山。

 

よく抱いた首周りの太さ、背中の手触り、肉球の感触、耳の厚さ、ガニ股歩きの後ろ姿…写真や動画なんてなくても、まだ思い出せる。

でも段々忘れていきそうでこわい。

 

そして、写真を見返していると、我が子が生まれて1年程は杏の写真の数が激減していた。

おそらく、写真の数に比例して、杏に目をかけ、手をかける頻度は少なかっただろう…。

楽しかった写真も沢山出てきた。

スノーシュー、カヌー、山、海、高原…

何を見ても、目を細めて笑うことは、まだ、できていない。