杏。14歳。インスリノーマに。私は肺マック&IBSに。

インスリノーマ罹患中の犬のこと、虹の橋に行ってしまった今は、私のペットロス、基礎疾患のコトが多い。

2021/9/25 抜糸した

今日は手術跡の抜糸でした。

手術跡は問題なし。

入院時23キロあって、ポチャっていた杏は1週間で20キロきってしまっていた。それでも…前がポチャだったので、健康体重になったといったところ。

元気だった頃、何度も目指しても届かなかった19キロ代に、僅か1週間で到達してしまった…。

これ以上は減らせない。

 

退院してからはジアゾキシドという薬、3錠/回✖️2回/日

だったのが、今日からステロイドになりました。

先生が仰るには(ぎゅっとまとめると)

「腫瘍を取っても血糖値が上がらなかった、インスリン値が下がらなかったということは、やはり細胞レベルで播種している可能性がある。あと杏ちゃんの場合は、フラつきから痙攣発作までのスピードが早かった。低血糖のまま、ゆっくり進行していくことが多いのだけど、杏ちゃんの場合は早かったから…。

今は、数ヶ月後にどうなっているかは、断言できない状態です。

…残念ですが。

今日からステロイドを出しますが、それも効かなくなってくる。そうしたら、ジアゾキシドになると思う。

抗がん剤を使う可能性もある。ただそれは癌の進行スピードを遅らせる為。血糖値の急上昇を避ける為、甘いもの、脂っぽいものは控える。食事は頻回。」

 

ということで、先生の「残念ですが」の言葉がずっと頭の中で聞こえるような、その文字が見えるような感覚。

 

インスリノーマ宣告を受けてから、手術を決めて、そうしたら1年位はもって、その間旅行に行こう、季節的にも、緊急事態宣言も解除しそうだし、大きい公園へ行こうと、勝手に描いていた近々の未来願望図すら、崩れていく。

 

それでも、今私にできることは限られていて、それは薬をあげて、強制給餌をすること。

杏が好きな甘いものもあげられない。

ステロイドを飲んで、そのうち効かなくなる…あの痙攣発作が再びと思うと恐怖でしかない。

痙攣発作中は犬は意識が無いらしいが、苦しそうにしか、見えなかった。

 

涙がぐっと込み上がるけれど、私に出来ることが限られている。それをこなすしか、ない、わけだから。

 

あの時なんで気付かなかったんだろう、

なんでもっと話しかけなかったんだろう、

なんでもっと沢山遊ばなかったんだろう、

なんでもっと、なんでもっと、あの時、この時…

 

そう思い、泣くことは、今の杏の状況に何のメリットも与えない。

ご飯をしっかりあげて、側に寄り添って、話すことの方が、杏がいなくなってからの後悔度がきっと違うと思うから。

 

次はまた1週間後に病院へ。