杏。14歳。インスリノーマに。私は肺マック&IBSに。

インスリノーマ罹患中の犬のこと、虹の橋に行ってしまった今は、私のペットロス、基礎疾患のコトが多い。

まだ、読めない

犬に関する本、犬を題材にした本は、

まだ読めない。

 

表紙でためらう。

杏の面影を重ねてしまう。

 

 

梅が咲き始めて、

あぁ、もうすぐ桜も咲くな、と思う。

杏と見た梅、13季節分を思い出す。

 

昨年の今頃、杏と歩きながら

(おまえ、ほんとに来年の今頃、いないのかよ…)

と常に思っていた。

 

梅の季節、桜の季節、

(これがきみが触れる最後の桜なの?)

と常に思っていた。

 

そう思って、歩いたあの頃から1年たった。

本当に、いない。

 

今も杏のリードもハーネスも、足拭きタオルも、うんち袋も、あのまま玄関にある。

食器も、1年前と同じ置き場所にある。

杏の物を片付けられていない。

 

ありえないけど、今杏が突然現れても、食事、寝床、散歩、すぐ対応できるよ。