杏。14歳。インスリノーマに。私は肺マック&IBSに。

インスリノーマ罹患中の犬のこと、虹の橋に行ってしまった今は、私のペットロス、基礎疾患のコトが多い。

2021/12/10 杏の毛

先日から、便の様子はすっかり落ち着いて、やはり炎症系で、食物繊維だけではもう治らないのだろう。

 

そして、抜け毛。

多分膿皮症。

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膿んだあと、乾いて、皮膚が毛と一緒にべろっと抜けて、ハゲてゆく。

これはかわいい方だけど、こんなふうにぼそっと抜けていく。

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先生曰く、犬はハゲにストレスを感じないと言われているらしい。

でも、やはり膿み始めは赤くなって、本人も痛そう。

先日、その菌の検査をしてきた。

次の火曜にはどんな菌がいるか、どの抗生剤が効くか、分かるみたい。

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杏の側にどっしりと座り撫でる。

ただ撫でていると、杏の頭の骨格、におい、温度、毛質を思いながら撫でる。

犬ってこんな骨格だよなぁ、大きさはこんな感じだよなぁ、と思っていると、涙ぐんでしまう。

でも泣かないと決めたから、涙を止めるために撫でるのをやめたりしてみる。

杏の元気が当たり前ではなくなって、なんでもない日常は何でもないわけではないと思う。

 

犬の寿命は14.5年と分かっている。

杏の体重からは13年位とも言われているのも分かっている。

もうガンでなくても、寿命なんだと分かっている。

 

それでもね、お別れするのは、さびしいよ。

色んなイタズラをされて、色んな物を壊されて、色んな物を食べられて、腹が立って仕方ないようなこともされたけど、喧嘩もしたし、大喧嘩をした時は仲直りまで1週間はかかって、そこからお互い信頼し合うまで1.2年かかっただろうか。

こんな犬ともう会えない気がする。

でも人生一度でもそういう犬の友達ができたということは私にとってきっと幸せなことなんだろう。

 

残りの時間を、杏の身体、顔、体温、質感、においを私の脳みそにしっかりと記憶させたい。