ずっと下書きに置いてあった記事。
結構ガッツリ書いていたから、アップしてみる。
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思い出しながら…
9/10 午前10時に病院予約。
夫と、手術する日って絶食だよね?
と話して…ステロイドを与えるのも食べ物にくるんでるけど、それは絶食してないことになるかしら??
と。
そんな疑問を動物病院へ電話したら、ステロイドはあげなくても良いよ、朝病院であげるから、と受付の人経由で言われた。
夜から絶食、ステロイドなし、朝もなし。
インスリノーマをググりまくった今なら、こんなこと、恐ろしくで出来ない。
でも当時、インスリノーマを楽観的に見ていた私は、夜から絶食&ステロイドなしをした結果…
9/10 朝8時に痙攣発作を起こす。
その日の朝は落ち着きなく、室内をウロウロ、ハァハァ…。
伏せた時に身体を撫でたらビクン!と始まった。
ピクピクとかじゃなく、ビクン!から、白目気味で、体はのけぞっていた。
これを点滴するまでの2.30分、繰り返していた。
すぐ動物病院に電話して、朝イチに行かせてもらう。
車内でも病院でも痙攣を断続的に繰り返していた。
診察台でもまだ続いていて、低血糖による大痙攣とのこと。
軽く見て、ステロイドをちゃんとあげなかったことを悔やんだ。
診察台で主治医の先生がバリカンで脚の一部を刈り、すぐ点滴。多分ブドウ糖。
このまま手術まで付き添うことができると言われたけれど、
夫は仕事なので、夫を家に帰してからまた来ます!と言ったが、
ブドウ糖投与で落ち着くから、そこから飼い主さんが顔を出すと帰れると思って興奮するから…それなら術後に、と言われ、その時は、点滴されたまま連れていかれる杏を診察室で見送った。
先生は
「全力を尽くしますが、覚悟はしておいてください」
と。
後に先生は、この段階で痙攣発作を起こす事自体ちょっと懸念があったようで、その症状がもう出るなんて…と。
先生は元院長先生なのだけど、インスリノーマの子を年10頭程みているからかと思うけど、この「覚悟してください」という言葉が私の理性を保ってくれていた。
午後3時過ぎに病院から電話。
2-3ミリのものが2つありました。
手術は成功しましたが、細胞レベルで播種している可能性もまだ残ってはいますと前置き。
(杏は正にその前置きされた状態だったと、後に分かる。)
電話を切ったあと、大泣きした。
手術が成功したことに安堵して、先生に、杏に、感謝した。
術後、様子を見にきて良いと言われ、向かった。
杏ちゃん、まだ寝てるから側まで行ってもいいよと言われたけれど…
呼びかけをしなかったけど、なんか…ドア開けたら、頭を上げて…でも私のことは見えてない様子、でも頭を上げて、クゥーーーンと一声。
看護師さんに、起きてません?これ。
目も開いてますし、頭も起こしてますけど…💦
と。
杏のクゥーーーン鳴きなんて、初めて聞いたかもしれない…。
今その日のことを、その時の杏を思い出しても涙が出そうになる。
私が来る→家に帰れる→興奮
に繋がりかねないので、ちょっとだけ、声をかけて触れる範囲で撫でて、帰った。
あの子の頭は、身体は、あんなに小さかったっけ?と思った。
帰る前に先生から少し説明をされたけど、
血糖値は安定している。やはり取り切れたからだと思う。でも細胞レベルで広がっているかはもう、分からない。見えないから。
因みに、CTにはうつらなくて、試験開腹からの発見。
これからまたインスリン値を測って、それで細胞レベル広がってるかどうか推測できるからと。
まずは、良かったね、と。
帰る車の中で運転前にひと泣きしてから帰った。
頑張ってくれた先生、杏に対して、有り難かったし、本当に腫瘍があったんだというショック、それと杏のクゥーーーンが頭から離れない。
それまでの杏の異変を歳だからと、軽くみたことが悔やまれた。
杏のことを沢山知りたくて、
「愛玩動物救命士」の資格(といっても通信教育、民間資格で大したことはない)を取ったけれど、何も役に立たなかった。
因みに、当時、数万円つぎ込んで、この勉強をし終えて出た結論は
【異変があったら、まずは病院へ診察】
だった。
病名の確定までするには、問診、診察、血液検査、さらにはレントゲン、エコー、またまたさらには内視鏡をしたりしないと辿り着けない。
ただ、下痢、それだけじゃ、たまたまフードが合わなかったかもしれないし、隠れた病気があるかもしれない、そんなこと、通信教育でチラっとやっただけで分かるはずもないわけで。
とか、そんなことを思い返していた。